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前回からの続きです。

仮に主催者側の利益率を15%と仮定してみます。
ちなみに競馬は25%、パチンコは15%程度、
業種にもよりますが、超優良企業で利益率10%といわれています。

主催者側の利益率が15%であれば、
参加者側の利益率は85%となります。
つまり、全てのオークションに参加して落札していった場合、
15%は損をするという事です。

とは言っても、パレートの法則のように、
売上の8割は2割の商品で賄うのが普通です。
実際にはもっと少なくても、主催者に大きな利益を生み出す
商品があれば、全体的な印象としては文字通り「激安」で
落札出来るという事です。

確率的な話でいえば、手数料を含めた落札費用が
市場価格の2分の1であれば、落札成功率を50%以上にしなければいけません。
落札費用が市場価格の5分の1であれば、
落札成功率は20%以上を目指す必要があります。

もちろん、上記の話は全て、継続して参加する場合です。
その部分も含めて、まとめです。

勝ち逃げが正解(笑)

ギャンブル全般、あるいは投資商品まで含めて言える事ですが、
利益が確定した時点で参加を止めるのが一番です。
勝ち続けられるなら参加すればするほど儲かりますが、
参加者が多くなればなるほど、それが難しくなってきます。

これは言い換えれば、欲しい商品を市場価格より安く落札出来れば、
その時点で勝ち逃げするのが賢いという事です。


必ず後から参加する

ペニーオークションの特徴的な部分として、最初から参加した場合、最も損害が大きくなり、
最後の方になればなるほど勝つ可能性が高くなるという事です。
ただし、白熱しているオークションの場合、巻き込まれる可能性もあります。

行動経済学でこのような言葉があります。

サンクコスト効果

あるいは「コンコルドの誤謬」ともいいます。
サンクコストとは埋没費用と訳され、つまりは戻ってこない費用の事です。
ペニーオークションの入札手数料と同じですね。

現在¥7,000くらいの入札額を付けている商品が、
¥8,000くらいで落札出来そうと考えて参加したとします。
しかし、予想を裏切って¥8,000を超えても入札が止まりません。

こういった時に大抵の人は自分の設定した額より多くつぎ込んでしまいます。

「既に使った手数料がムダになる・・・」


という考えから、見境なしに入札競争を行ってしまう事を「サンクコスト効果」といいます。

このような場合、合理的に考える必要があります。
ペニーオークションで仮にこの商品が¥10オークションで、
¥7,000から参加し、入札の3分の1を自分が占めていたとすれば、
約33回の入札×¥75=¥2,475の費用となります。
しかし、市場価格が10万円を超える商品であれば、
¥100,000-(¥2,475+¥8000)=¥85,925となり、
まだ入札を続けても損をしない計算となります。

他に入札者がおらず、一騎打ちの状況であれば、半分に入札した事になり、
¥100,000-(¥11,750)=¥88250の余裕がまだあります。

最初から参加していたらどうでしょうか?
800回の総入札数に対し、3分の1ほどであれば、
約266回の入札×75=¥20,000となりますので、
¥100,000-(¥20,000+8000)=¥72,000分まだお買い得です。

逆に市場価格が1万円の商品であれば、いずれの場合でも赤字となります。

常に、合理的に考える癖を付ける事が、ペニーオークション攻略の肝となります。

■関連リンク
ペニーオークションの心理要素[ギャンブル要素]
ペニーオークションの心理要素[オークション要素]
Check
ペニーオークションのギャンブル要素について、見ていきたいと思います。

ペニーオークションでは、入札毎に手数料が発生します。
その手数料は返還されません。
落札者のみが差額分、得をします。

簡単に置き換えれば、宝くじと同じ要素を持っています。
ただ、宝くじと異なるのは確率の違いです。

「ツキの法則」によれば、宝くじの配当率(返還率)は、
全ての当選金額に、発券本数を割れば求められます。
宝くじの種類などによっても異なりますが、
平均して48%くらいが配当率となります。

宝くじ1枚が300円なら、144円しか戻ってこない計算になります。
これは、買えば買うだけ損をする計算になります。

文字通り「夢」を買う訳ですね。

翻ってペニーオークションの場合はどうかというと、
まず配当率が100%を超える事はありません。
もし平均で100%を超えていたら主催者の赤字なので、
事業継続が出来ませんね。

例えば、この商品などは、

市場価格: ¥60,900
落札価格: ¥321

となっており、仮に通常のオークションだった場合、
利益は約189倍となります。

次に入札手数料を加えて計算してみます。
市場価格: ¥60,900
落札価格: ¥321
入札手数料: ¥75×321回=¥24,075
配当率: 249.6%


この商品に限って言えば、主催者は赤字であり、
落札者は249%以上の利益配当となります。
※全ての入札を一人で行った場合の計算なので、
実際にはもっと得をしている事となります。

それでは、上記商品の損益分岐点は何処になるでしょうか?
もっときわどい数字でシミュレーションしてみます。

市場価格: ¥60,900
落札価格: ¥812
入札手数料: ¥75×812回=¥60,900
配当率: 98.7%

主催者が1.3%ほど儲けて、落札者が若干損をした計算になりますが、
落札者が全てを入札していないので、まだ落札者の得です。
もし上記のケースであっても、落札者が100回くらいの入札であれば、
落札者の入札回数: (100回×¥75)+812=¥8,312
なので、利益率は732.6%となります。
落札者は7倍以上の配当を受けとった計算です。

ギャンブル的な発想をするのであれば、勝てば7倍という事は、
回収率を100%とするなら、6回は負けられるという事です。
つまり同じ商品に対して、ほぼ同様の落札金額が続くのであれば、
1回につき7500円分を費用として使っても、
7回までの何処かで落札出来れば、確実にプラスになるという考え方です。

もちろんこれはあくまでも一例で、ご存じの通り、
ペニーオークションに適正な落札額というものは存在しません。
あくまでも落札額は水ものであり、大きく変動するものです。

ちょっと長くなったので、続きは次回に持ち越します。
Check
引き続き特徴から心理要素を見ていきたいと思います。

オークションの心理要素

オークションでは、想像以上に安く買える場合もあれば、
想像以上に費用がかかってしまうケースもあります。

オークションは株に似ていると言われています。
「参加者の思惑」で値段が上下し、
「人気の商品(株)」はその変動が激しくなります。

ペニーオークションの場合、株の要素を持ちつつ、
一入札(一取引)毎に手数料が発生し、
落札出来るまで利益確定とはならない点で、
株よりもリスクが発生しています。

つまり、オークション参加の心理要素はいくつかのパターンに分かれると思います。

1. 誰も参加していないような商品を狙う

多くの人が初めに思いつく戦術です。
株でいえば安値で購入し、高値で売り抜けるのが理想ですが、
その場合は、あまり注目されていない銘柄が盲点となりやすいので、
取引量の少ない株を中心に狙うのが一つの戦術とされています。

通常のオークションであれば、入札手数料がかからないために、
「とりあえず入札しておく」
「商品の人気度を確認するために入札する」

などといった行動が取れますが、ペニーオークションでは、
手数料をムダに使う事となるため、敬遠されます。

2. 終了時刻がピークタイム外の商品を狙う

これも良くある手法の一つです。
心理的には、欲求を先に取っておくのはかなりの忍耐を必要とします。
どうしても欲しい商品がある場合を除いて、何となく欲しい商品を狙う事がほとんどです。
その場合、一度入札すれば「手に入れたい」という欲求を持つ事は自然で、
次がある」という発想に切り替える事は困難です。

人気商品であればあるほど、ピークタイム外の取引であっさり落札出来てしまったりします。
それはピークタイムで競り落とせなかった人が同様の商品に続けて参加するのは稀で、
その商品の参加人数が減る事を意味します。
ピークタイムに白熱して落とせなかったらどうしますか?
寝ますよね(笑)
格安で落とせるチャンスは、その後の時間帯に眠っているといえます。

落札履歴をこまめに確認する事で、通常と比べて白熱している商品があった時、
意外なほど安値で落札されている商品があるハズです。

3. 男性、女性の違い

安易に性差について区別するのは問題がありますが、
それでも傾向として、性差による行動の違いというのはあるようです。

男性と女性の違いとして、
男性は結果にこだわりやすく
女性は買い方や、経過、プロセスにこだわりやすいと言われています。

これをオークションに置き換えると、
男性は落札しなければ意味がないと考え、
女性は落札までの経過を楽しむといえます。

もし過剰に白熱しているオークションがあったとすれば、
女性が参加している可能性が考えられます。

妥当な価格、あるいは格安で手に入れたいと考えるなら、
女性が好みそうな商品は敬遠した方が得なのかもしれません。

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